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God Save the Queen からKingに。Saveはなぜ三単現のSavesでないのか?

こんにちは。どのチャンネルを見てもテレビは英国のエリザベス女王二世のについてのニュースばかりですね。その中で、英国の国歌であるGod Save the Queenの部分がKingと変わるという話がされていました。それであれ?と思った文法があったのでその話です。

きっかけ

国歌に関してのニュースはなんとなく聞いていたので、あれ?SaveかなSavesかな?と思ってパートナーに聞いたところ、Saveと答えが返ってきました。それから、なぜ三単現のSがつかないのかと考えてみたのがきっかけです。

三単現のS

基本的な文法の話ですが、主語が三人称単数現在形であれば、その主語を取る動詞にSをつけるというものです。(動詞によっては例外もあり)

国歌タイトルの文章をみて、God Save the QueenであればGodは三単現(三人称単数現在形)にあたるので、動詞であるSaveの後ろにsがつくのではないかと思いました。それについて話すとパートナーから、でもどちらかというと願いみたいな意味がこもっているからSaveでしょ、といった返答が返ってきました。厳密になぜsがつかないのかパートナーは説明できていませんでしたが、その意味を聞いて、Mayが隠れているのではと思いつきました。

助動詞のMay

助動詞のMayを文頭につけることで、〜ありますように、と祈りや願いの意味を込めることができます。そう仮定してみると三単現のsがついていないことも説明がつきます。助動詞のあとの動詞は原型をとるため、もし文頭に助動詞のMayをつけると、May God Save the Queen. (神よ、女王を守り給え)という意味になります。Mayが省略されても意味は残っているのでsがつかないGod Save the Queenになるのです。

Mayが省略される例

同じ例としては下記があります。

God bless you. (神のご加護がありますように)

こちらも同じようにMayの省略がおきています。あまり深く考えたことありませんでしたが英語圏でくしゃみをした人にBless you. と言いますがこれはMay God bless you. からGod bless you. さらに省略されたかたちのBless you. ですよね。そう考えると自然と使っているフレーズもすべてルールがあるんですよね。

またMayが省略されず残っている例としては、下記があります。

May she/he rest in peace. (安らかにお眠りください)

こちらもRest in peaceとMayと主語を省略して使われることもあります。RIPと頭文字で表す場合もあります。

 

大切な意味を持つ言葉なので正しく使えることは重要だと思います。これを機に失礼のないように私も覚えたいと思います。

 

Thanks for reading.

Ngā mihi

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